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ただいま、オミクロン株によるコロナウイルス感染者が急増しています。
当院では感染対策を行いながら診療しております。
オミクロン感染者の症状はかぜ症状と区別することが困難です。
症状としては発熱、のどの痛みが多いです。その他、咳、倦怠感等の症状も出現します。
ですので、検査を行い、結果を見てみるまで普通の風邪なのかどうかは分かりません。
デルタ株に比べると肺炎を疑うような息切れや頑固な咳症状は少ないようです。
・感染力について
オミクロン株の潜伏期間は3日ほどで、従来株の5日より短いです。感染力はデルタ株の3~4倍と言われています。
英国からの報告では、オミクロン株はデルタ株に比べると病院にかかるリスクは20~25%、入院するリスクは40~45%低いという結果になりました。
発症のリスクについては2回接種での発症予防効果は10%程度とほとんどなく、3回接種で70%程度まで上昇します。発症予防の点からは2回接種ではあまり効果はなく、3回接種が有効です。
オミクロンは感染力は強いですが、重症化リスクは低いです。しかし、患者さんの数が増えれば、重症者数は増えるので、オミクロン株は重症化しないから感染しても問題ないと考えるのは危険と思われます。
・ワクチン接種効果について
オミクロン株に対して、ファイザー社製やモデルナ者製のいずれも2回接種した人が3回目の追加接種をすることで、接種後2週間から4週間後には発病を防ぐ効果が65~75%まで上昇しています。
現在の感染状況が早く収束するためにモデルナ社製、ファイザー社製のどちらでも良いので可能な限り3回目接種をすることが望ましいと考えます。
当クリニックでは2022年2月よりモデルナ社製ワクチン接種で行ってまいります。
3回目接種の方のみならず、1、2回目接種の方の受付も行っております。
皆さまにワクチン接種を継続して提供することで、1日でも早い感染収束に向かうよう努めたいと思います。
© Iizukahigashi ENT Clinic