くびの病気|飯塚東耳鼻いんこう科|飯塚市柏の森の耳鼻いんこう科

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くびの病気

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顎下腺唾石症

左手で首をおさえる女性

唾液は両側の耳の下にある耳下腺や顎の下部にある顎下腺などの唾液腺でつくられ、管を通って口の中へ分泌されます。この管の中のどこかで唾液の成分から生じた結晶が塊(唾石)となって次第に大きくなり、管を塞ぐようになって症状が出るようになった状態を唾石症といいます。
唾石は唾液腺の中でも顎下腺に最も多く発生します。通常食事をしようとすると唾液が多く分泌されるようになりますが、唾石があると管の途中で唾液がうまく流れないため、もとの唾液腺が腫れて痛みが起こります。顎下腺の場合は食事の際に唾石がある側の顎の下にある腺が腫れます。食事をやめてしばらくすると腫れは治ります。自然に排出されることもありますが、排出されない場合は手術により管の一部を切って唾石を摘出するか、腺の近くに唾石ができている場合には顎下腺ごと摘出します。

耳下腺腫瘍

耳の前、耳の下にシコリが現れます。女性では多形腺腫という良性腫瘍が多くみられます。また、中年以降で喫煙歴があり、男性ではワルチン腫瘍という良性腫瘍が多くみられます。稀にがんが発見されることもあり、超音波やMRIなどの画像検査、および腫瘍の細胞を一部採取して検査することが必要となります。治療は基本的に手術による摘出になります。

顎下腺腫瘍

顎の下にシコリが現れます。多くの場合は、押しても痛みはありません。リンパの腫れの場合もありますが、顎下腺の中にできた腫瘍の場合、多形腺腫という良性腫瘍が多いです。まれに癌が発見されることもあり、超音波やMRIなどの画像検査、および腫瘍の細胞を一部採取して検査をすることが必要となります。治療は基本的に手術による摘出になります。

甲状腺腫瘍

首の付け根あたりに柔らかい、または弾力のあるシコリがある場合、甲状腺腫瘍を疑います。まずは血液検査ならびに画像検査を行います。必要であれば細胞の検査を行います。比較的小さなもので、画像検査上も悪性を疑うものでなければ経過観察も可能です。まずは、甲状腺がんを疑うかどうかを判断することが大切です。CTなどの画像検査、および腫瘍の細胞を一部採取して検査をすることが必要となる場合もあります。

頸部リンパ炎

首の両側には多くのリンパ節があります。その部分が腫れる病気を総称して頸部リンパ節炎といいます。痛みがある場合、ない場合があります。風邪などにより細菌やウイルスが鼻やのどに感染すると、そこから体内に侵入します。そこで首にあるリンパ節が働き、細菌やウイルスが全身に広がらないように食い止めます。その結果、リンパ節が腫れて痛みが出てきます。この状態を頸部リンパ節炎といいます。ただし、他にもリンパ節が腫れる原因はいろいろあり、腫れが長引く場合、血液検査や超音波検査(エコー検査)やCT検査などの精密検査が必要となります。

頸部リンパ節腫脹

頸部のリンパ節が腫脹する疾患は多くあり、炎症または腫瘍によるものが代表的です。炎症はウイルスや細菌の感染によるリンパ節炎などがあります。リンパ節炎はリンパ節腫脹の原因として頻度が高く、腫れた部位の痛みを伴いますが、抗菌薬や消炎鎮痛薬の投与により通常は1〜2週間でよくなります。腫瘍のうち、悪性リンパ腫はリンパ節そのものが悪性化する疾患です。病巣が頚部だけに限局しているのか、他の部位に及んでいるのかをまず診断したうえで、抗がん剤などによる治療を行います。リンパ節に他の部位の癌が転移してリンパ節が腫脹するリンパ節転移の場合は、もとのがんとともに転移リンパ節を治療する必要があります。その他、伝染性単核球症、組織球性壊死性リンパ節炎、サルコイドーシスなど、見逃してはいけない疾患もあり、結核や悪性腫瘍と共に注意して取り扱う必要があります。

急性耳下腺炎

片側または両側の耳の前から下側の腫れ、熱感、痛みが現れます。耳下腺は唾液を作る工場で、唾液は口の中に出ていきます。口の中からウイルスや細菌などが逆行性に耳下腺に感染を起こすことで症状が出現します。おたふく風邪はその一種となります。また、小児期にこの症状を繰り返す反復性耳下腺炎というものがあります。まずは受診をして診断し、治療を開始することが重要です。

流行性耳下腺炎(おたふく)

幼稚園年長〜学童期の小児に多く、片側または両側の耳の前から下側の腫れ、発熱、熱感、痛みなどの症状が現れます。ムンプスというウイルスが原因で感染力が強いため、通学は最低5日間は不可となります。また、同時に稀ですが聴力障害、髄膜炎を起こすことがあります。大人で感染を起こすと稀に睾丸炎、卵巣炎や膵炎などの重症合併症を起こすことが知られています。
また、ワクチンで予防することはできますが、100%ではなく、感染時に症状の軽減が可能といわれています。基本的には、耳下腺の腫れ、発熱が落ち着くまで自宅安静となります。