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のどの奥の左右両側にある扁桃が、細菌などの感染により炎症を起こしたものが「急性扁桃炎」です。
風邪、寝不足、ストレス、疲れなどで体の抵抗力が落ちると感染しやすくなります。他にも季節の変わり目や寒暖差の大きなとき、乾燥する季節なども影響があります。
症状は強いのどの痛み、食べ物が飲み込みにくい、高熱(38度以上)が出現します。免疫機能が未発達の子どもにはかかりいやすい病気です。
炎症を起こすと口を開いたときに白色の斑点状の膿が付着していることもあります。放っておくと炎症部分が周囲へ広がり「扁桃周囲炎」や扁桃周囲の隙間に膿が溜まる「扁桃周囲膿瘍」となり、重症化することもあり注意が必要です。
治療は抗生剤の内服、必要に応じて点滴、うがい薬で治療を行います。霧状の薬剤を鼻、口から入れるネブライザー治療も直接炎症を起こしている部分へ届くため有効です。
年に3~4回以上繰り返す場合は「慢性扁桃炎」といい、手術治療をお勧めすることもあります。
扁桃炎はうがい、手洗いで予防することができます。もし扁桃炎を起こしたときは、喉越しのよい食べ物(うどん、ゼリー、アイスクリーム、ヨーグルトなど)を少しずつ食べることをお勧めします。
のどが腫れ、痛みも出て扁桃炎かもしれないと思ったら、早めに耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。
© Iizukahigashi ENT Clinic