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鼻の奥に副鼻腔という大きな空洞があり、この空洞にかぜなどのウイルスや細菌が入り、炎症を起こす状態を副鼻腔炎といいます。
副鼻腔炎は急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎に分かれます。
急性副鼻腔炎の症状はドロッとしたにおいがする鼻汁、頬・鼻・額の痛み、顔やまぶたの腫れなどの症状が出現します。これらの症状が一段落したあともすっきりしない場合は、炎症が慢性化している可能性があります。この状態を慢性副鼻腔炎、以前は「蓄膿症」と呼ばれていました。慢性化するとにおいが分からない、鼻茸(鼻ポリープ)がみられることがあります。
治療は抗生剤等の内服薬(急性の場合は1~2週間程度、慢性の場合は3~4カ月程度。炎症の程度により期間は異なります。)、鼻ネブライザー(抗生剤などを鼻の中に噴霧する)です。
鼻茸が充満しているなど治療効果が得られにくい方には手術治療をお勧めすることもあります。
また、アレルギー性鼻炎の方は鼻が詰まり気味になっており、中に入ったウイルスや菌が出てきにくいので副鼻腔炎を起こしやすいです。
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